次号の舞台は沼津市西浦。伊豆半島の付け根にあたるこの地域は、駿河湾を望む山の斜面を利用して、江戸時代の頃より温州系のみかんの栽培が始まり、多くのみかん農園がある一大産地として発展してきました。斜面を利用したみかん畑には、おだやかな太陽の光が注ぎ、海からの潮風がみかんの木を丈夫に育てるので、酸味と糖度のバランスの良い美味しいみかんが育ちます。
今回は、この地で200年以上みかんを育てている仲屋海瀬農園の21代目当主海瀬陽奈さんが育てる「由良早生(ゆらわせ)」を特集いたします。由良早生は扱いが難しい品種で、育てている農家も少なく希少価値の高いみかんですが、海瀬さんは、夏の間も1本ずつ丁寧に摘果の作業を行い、みかん一つ一つの味を凝縮させ、パンチ力のある濃厚な甘みの由良早生を育てています。
是非、海瀬さんが育てる由良早生をご賞味ください。
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次号特集のお知らせ 由良早生
食を学び、 味わいそして、 交流を楽しむ。
日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を有し、火山活動から独特な地形が生まれた伊豆半島。温暖な気候と海、山、川と豊かな自然を育む伊豆半島で、独自の哲学でおいしい食べものをつくり続ける生産者にクローズアップし、特集記事とともに彼らが収穫した食べものをセットでお届けする「伊豆食べる通信」。
読んで食べるだけじゃない。伊豆食べる通信は食を学び、味わい、そして交流を楽しむコミュニティサービスです。定期購読として年4回の伊豆食べる通信のお届けだけではなく、生産者との座談会や読者同士の交流会など、今後様々なイベントを展開していく予定です。
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