特集について
2019.11.01
伊豆食べる通信2019年10月「白あわび茸」
伊豆の国市原木の「白あわび茸」。昨年特集した椎茸の原木栽培とは違い「菌床栽培」にて白あわび茸(エリンギ茸)を育てている増島農園の増島健太郎さんを特集しました。
35年前に日本では知名度がないエリンギ茸を栽培し始めて、「白あわび茸」として日本で初めて流通に乗せたのが増島農園。まさにエリンギ茸の先駆者。
「誇り高い百姓であれ」という先代の言葉を胸に「百姓品質」として、こりこりとした食感と豊かな風味が特徴で、安心・安全な白あわび茸を栽培しています。
増島農園では、毎週約2万本の菌床を新規に仕込みますが、その菌床は静岡県産の杉などのおが粉を使っています。より自然に近い形で菌床を作ることによって、その味わいはもちろん安心安全にもつながっています。
また、菌は生き物なので、温度や湿度のちょっとした変化にも反応してしまいます。菌の回りを確認するために、一つ一つ目で確認し、怪しいものは臭いを嗅いで、品質を確認します。その日数は1年間に364日。ほぼ毎日休まずにこの作業を行います。増島さんの心のこもった「白あわび茸」をお楽しみください。
静岡県の間伐材を使ったおがくず。菌床栽培で、より自然に近い形で。
蒸して殺菌された菌床をビンに詰める
目で検査して異常がありそうな菌床は「匂い」で検査。些細な匂いの変化も増島さんは嗅ぎ分ける。
菌のまわり具合をフタを開けて確認する。
白あわび茸の赤ちゃん。可愛い。
立派に育った白あわび茸を収穫。根元から丁寧にもぎる。手作業で1日100kg〜150kgの白あわび茸を収穫
白あわび茸を楽しむ
ご協力:tempo d'oro(テンポドーロ)
JR来宮駅から徒歩2分、静岡のパワースポットとして有名な来宮神社からもすぐにあるイタリアンレストラン。
吉村シェフ曰く、増島農園のキノコたちはキノコの味が深く濃いこと。低温調理することで、栄養素を逃がさずに、深みを増した魅力が引き出された料理を楽しめる。
お店の名前tempo d'oro(テンポドーロ)はイタリア語で「黄金の時間」という意味。店内にはシンボリックな黄金の時計がある。地元静岡・熱海の海の幸山の幸を使った、気取らないイタリア郷土料理とお酒を楽しみ、 お友達やご家族と時間を忘れて ゆったりとした「黄金の時間」を過ごして頂くための大切な場所となっている。
■住所
静岡県熱海市福道町3-24 来宮神田ビル
■電話番号:0557-52-6065
■営業時間
ランチ 11:00 〜 15:00(Lo14:00)
ディナー 17:00 〜 22:00(Lo21:00)
■定休日:水曜日
白あわび茸を買いたい
有限会社 増島農園
白あわび茸をご購入希望のお客様は個別に増島農園さんにお問い合わせください。
〒410-2124 静岡県伊豆の国市原木932
その他、増島農園前の無人販売コーナーにも新鮮な白あわび茸が置いてあることがあります。
あと、ポケットマルシェでも購入可能です。