伊豆食べる通信 2023年01月号

「キウイ」

伊豆半島南東部に位置する東伊豆町。佐藤太知(さとうだいち)さんが営む佐藤農園のキウイ農園は細野高原のすぐ麓にある。8トンものキウイを実らせる広い農園だが、夏場でも水をやることはない。それでもキウイの木は立派に大きくなり、芳醇な香りと濃厚な甘味を持つ美味しいキウイが育つのは、細野高原の豊かな土壌と湧水の恩恵を受けているからに他ならない。

ニュージーランドでキウイと出会い、帰国後に東伊豆町の日本最古のキウイ農園で働くことになった佐藤さん。ニュージーランドで学んだ原理原則の元に、日本の師匠である山田賢一さんから学んだ伊豆に適応したやり方、そして自分が作業する中で発見する新しいチャレンジや気付きを掛け合わせて、試行錯誤を繰り返している。独立から4年半たった今、ようやく佐藤流のキウイの育て方の確かな方向性が見えてきたそうだ。

佐藤さんの農業スタイルと言えるのが、ファンベースとも言えるコミュニティ作りだ。草刈りや収穫といった作業を、地元の方や取引先の方と一緒に行っている。SNSで発信した情報をキャッチして、その時だけ参加する方もいる。11月の収穫作業では20名くらいの仲間が集い、共に汗を流していた。佐藤さんの人柄、そして佐藤さんが育てる美味しい作物が、多くの人を巻き込んでいる様子は、これからの農業のあり方の一つとして確かな未来に向かっているように思えた。
我々がこれまで取材をした中で、後継者に悩む生産者は少なくない。佐藤さんのように歴史ある農園を引き継ぎながらも新しいことに意欲的に挑戦し続ける輝く姿は、一つの成功事例として、後継者不足解消につながる大きな希望になるのではないだろうか。

本場を凌ぐ本物の美味しさを多くの人に知っていただきたい。

佐藤さんのキウイを購入したい

ご協力:佐藤農園

「本場を凌ぐ、本物の美味しさ」キウイ。今回、佐藤農園の佐藤太知さんにご協力いただき、取材させていただきました。
日本最古のキウイ農園を引き継ぎ、人懐っこい笑顔と行動力で、自分のファンを作り新しいスタイルの農業を確立している佐藤さん。

ニュージーランドのキウイと佐藤さんのキウイ、どちらが美味しいのかと少し失礼な質問に、「この土地と木が良いおかげですが、もちろん、僕の育てたキウイの方が美味しいです。」と笑って答えてくれた佐藤さんのキウイを是非ご賞味ください。

【こちらのサイトからキウイを購入できます。】
WEB(ポケマル):https://poke-m.com/producers/707143

【佐藤農園さんのSNSのフォローお願いします。】

Instagram:https://www.instagram.com/sato_orchard_since_2018/

佐藤さんのキウイを食べたい

ご協力:La DOPPIETTA

東京出身のパティシエである佐藤雅之さんが責任者をされているジェラート専門店「La DOPPIETTA」さん。
5年前の2017年8月に開店してからも多くの観光客が訪れています。
La DOPPIETTAさんのショーケースには、地元静岡を中心とした新鮮で質の高い厳選された素材で作られた色とりどりのジェラートが並んでいます。
「食材をより知っておきたいから。現場を知ることで、食材への想いも強くなるし、自分の言葉として、お客様に食材の魅力を伝えることできる。」と、佐藤さんは自らが生産者の元へ直接赴き、生産者と直接契約を交わし、フレッシュなジェラートを提供されています。
一年中、様々な食材のジェラートが楽しめるので、いつでも新しい味に出会えるのが魅力です。

佐藤農園のキウイとの出会いは、いちごを契約している稲取の田村ファームさんからの紹介だったそうですが、「まず、香りに驚いた。そして味も濃厚で抜群に美味しい。」とその品質の高さに驚かれたとのことです。
「稲取キウイ」と名付けられたキウイのジェラートは、11月末〜1月にかけての期間限定での販売となっています。キウイの香りと味を十分に活かした爽やかな逸品となっています。
是非、ご賞味ください。

【店舗情報】
〒413-0013 静岡県熱海市銀座町10-19
TEL:0557-81-3330
営業時間:10:00〜18:00

https://la-doppietta.com/
https://www.instagram.com/ladoppietta/