伊豆食べる通信 2019年01月号
「活あじ」
伊豆半島の西の付け根にある沼津市・内浦漁港。日本一高い富士山と日本一深い駿河湾の恵みを存分に受けた豊かな海。観光地として有名な沼津港から車で30分ほどの場所に、その港はある。小さな港だが、実は養殖真鯵「活あじ」の生産出荷量は日本一というから驚きだ。
本来、鯵は回遊魚であり水温16~17度の海域を追いかけながら大きな群れで生活する。過酷な環境で育った鯵は引き締まった身質のアスリート体形。一方、養殖の鯵は生け簀の中で生育されるため、脂の乗ったふっくら体形と輝くような黄金色が特徴である。
「鯵」の名前はその響きの通り、「味」が良いというところから名づけられたという。地形が織りなす豊かな漁場で餌にも工夫を凝らし、毎日丁寧に育てられている内浦の鯵。存分に脂の乗りながらも温度差のある海水で適度に引き締まったその身は、まさに「あじ」の名を体現していると言っても過言ではない。
是非、日本一の養殖あじ「活あじ」をご堪能下さい。
活あじのエサ
働くお父さんの後ろ姿はかっこいい
活あじのいけすからは富士山が見える
水揚げされたばかりの活あじ
鯛も養殖をしている
早朝より活あじと向き合う大沼さん
内浦の活あじを楽しむ
ご協力:内浦漁協直営 いけすや
沼津の内浦で育った新鮮で美味しい活あじをたべたいのなら、内浦漁協直営いけすや さんへ。
魚を知り尽くした漁協や漁師の奥様達が「チームIKS(いけす)」として、目の前の海で水揚げされた一級品の活あじを最高に美味しい状態で料理して提供してくれます。
静岡県沼津市内浦小海30-103
営業時間:
あじ食堂(食堂)11:00 ~ 15:00
おさかな市場(物販)9:00 ~ 16:00
定休日:水曜日
TEL:055-943-2223