伊豆食べる通信 2021年10月号

「緑米」

伊豆半島の付け根に位置する駿東郡清水町。周りを急峻な山々に抱かれた平野部には田畑が広がり、稲作が盛んな地域である。町の中心地域には富士山の雪解け水が湧き出す日本一短い一級河川「柿田川」が流れる。天然で酸素たっぷりの柿田川の湧水を活用し、緑米は育っている。

緑米はもち米品種で、日本全国で見ても生産量がごく微量なため”幻の米”と言われています。籾は濃紫、玄米は薄い緑色をしているのが特徴。他の品種と交雑しやすかったり、収穫時期の見極めが困難だったりと栽培が難しい中、農薬は植え付け時の最初の一回のみと、極低農薬栽培でこだわりを持って大切にそだてている。

100年続くわたなべ農園を受け継いだ渡辺 祐一さん。伝統ある農家の長男として生まれ育ったが、家業の後を継ぐことを強制されたことはないという。しかし幼いころから働く姿を見続けるうちに、ご両親を慕って農業のことをわざわざ聞きに来る人たちや、わたなべ農園のお米や野菜を選んで買いに来てくれるお客様がとても多いということに気づき、「周りの人たちから慕われる農家になりたい」と切磋琢磨している。

薫り高く、甘みと粘り気が強く、そしてミネラルやクロロフィルなど栄養価の高い緑米。渡辺さんの緑米を是非ご賞味ください。

緑米や渡辺さんの野菜を購入したい

ご協力:わたなべ農園 直売所

わたなべ農園さんが手塩に掛けて育てた、お米や野菜を買うことができる直売所。
祐一さんのお母さまが書いた、素敵な看板が目印です。
農園の方とコミュニケーションしながら、新鮮な旬な野菜をお得に購入することができるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
もちろん、緑米も購入できますよ。

【店舗情報】

住所:静岡県駿東郡清水町徳倉1559
電話:055-931-6316
WEB:https://cirycle.jimdo.com/

定休日:土曜午前中・日曜・祝日・年末年始(1/1~1/7)

緑米を食べたい

【岩崎米穀 しゃり工房】

お米屋さんが経営するおむすび屋さん。オーダーしてから握ってくれるので、愛情が伝わってくるおむすびを気軽に楽しむことができます。おむすびは常時25種類くらいあり、どれも食べたくて目移りすること必至。
緑米のおむすびは、プチプチとした食感が特徴で、中にわさび海苔が入っていてお米との相性抜群でおいしいですよ。

〒411-0901 静岡県駿東郡清水町新宿5
055-983-2800
https://www.iwabei.co.jp/
定休日:第2 水曜日

【毎日牧場】

ステーキとサラダバーが大人気の毎日牧場さん。サラダバーは栄養バランスを考慮し、30種類以上の料理やサラダ・スープ・デザートがあり、ついついお腹いっぱいになるほど満足できます。
緑米はラサラダバーにあり、おかわりもできますよ。ステーキやハンバーグなどおいしいお肉料理おいしい料理と一緒に食べてください。

静岡県駿東郡清水町湯川10-55
055-972-7720
https://www.mai-boku.jp
定休日:毎週火曜日(祝日の場合は営業)・元旦